名将からのメッセージ

歴史的なジャイアントキリングを起こした 2015年のW杯

奇跡と思われがちだか 

実は 必然だったように感じ取れた一冊

そこに行き着くまでの マインドセット 

本当の意味での ハードワーク

見えていない部分が知れた一冊になった

眠った力を目覚めさせる

”選手たちの中に眠った、日本人本来の力を、どのようにすれば目覚めさせられるか?慢性的な弱さから脱け出し、大きな勝利に向かって邁進するには、何をすればいいか”

日本は、そんな弱々しい国ではないはずです。太平洋戦争で焦土と化し、最貧国になったのち、わずか20年ほどで、世界第2位の経済大国にのし上がったのです。これほど目覚しい復興と成長を遂げた国が、世界の歴史上あるでしょうか。

ハードワーク 勝つためのマインド・セッティング エディー・ジョーンズ

短所は長所にもなりえる

皆さんも、自分に短所があっても、諦めてはいけません。

違う角度から見れば、短所は長所にもなることが多いのではないでしょうか。むしろ短所にこそ、勝利への成功やヒントが隠されているのだと思います。

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潜在意識を利用する

人間の行動は、意識よりも潜在意識に支配されていると言っても過言ではありません。そこに働きかけることは、催眠術に似ています。

言葉をたくさん使い、口うるさく指導するより、潜在意識に働きかけたほうが、ずっと効果があると思います。

私たちは、見たり聞いたりしたものを、自ら覚えようとしなくても、どんどん蓄えていきます。私たちが、忘れていると思っていることでも、ほとんどがそこに貯蔵されているのです。それがものの考え方や見方を形作り、様々な行動として表れるのです。
そこに繰り返し同じメッセージを送ると、人間は無意識に、そのメッセージどおりの行動を取るようになります。

向上心のない努力は無意味

物事に懸命に取り組むことを、『ハードワーク』と言います。

『ハードワーク』は、日本語で言う『頑張る』とは、少し意味合いが違います。

100%の努力を傾けることと、それに加えて『今よりよくなろう』という意識が必要です。

その意識がなければ、頑張りは無駄になります。

”いくら頑張っても結果が出ない人は、間違いなく、『今よりよくなろう』という意識が欠けているからです。”

『私なんか、どうせダメだ』と心のどこかで思っていたり、妙な自己満足だけでがんばったりしているからではないでしょうか。
努力は身体的なものと精神的なものが共存して、初めて実りあるものになります。
身体的、物理的な努力だけでは、意味がありません。精神的な努力が伴って、初めて有意義になるのです。

トレーニングは、時間を区切る

トレーニングは、時間を区切ることが大切です。区切りがないと、緊張感を失い、トレーニングのためのトレーニングになってしまいます。これほど無意味なことはありません。

訓練は、苦行ではないのです。日本には、未だに精神主義論、根性主義的な訓練が見受けられます。そこからは何も生まれないと私は思います。

トレーニングは上達したり目的に近付いたりするための手段です。時間を区切るという簡単なことにより、理に適った、能率的なものになるのではないでしょうか。

さらに組織やチームを動かす場合、一人一人が責任を持つことも、非常に大事です。

与えられたものをこなすだけでは、本当の力は生まれません。人間はきわめて知能的な生き物です。自分で考えたり、決断することから、大きな力が生まれるのです。

・・・・(中略)

一人一人が自主性を持つことで、個人の力は引き出されます。それを集結させることで、組織やチームが強くなるのです。

教わる立場で考える

上司などのリーダーになった時、最も大切なのは、自分が部下だった時に、どう教えてほしかったか、どう扱ってほしかったかを思い出すことではないでしょうか

怒るときは必ず演技で

リーダーは、自分の感情から離れ、その場を客観視しなければなりません。
そのうえで、一種の演技として、顔色や声色、言葉などを使い、メッセージを発するべきだと思います。

勇気とは慣れた自分を捨てること

”義を見てせざるは、勇なきなり”

『何をすればいいかわかっているのに、それをしないことは、勇気がないからだ』

中国古典 論語より
考えることと行動することには、大きな隔たりがあります。
二つの間にどっしりと横たわっているのが、勇気ではないでしょうか。

何をすればいいかわかっているのに、なかなかしない場合、勇気のほかに、もう一つ大きな要素が、かかわってきます。

それは時間です。

勇気を持てないままやり過ごしていくうちに、時間切れになることも少なくないのではないでしょうか。

これこそ、本当に恐ろしいことです。

自分を追い込むための訓練

スポーツ選手の場合、プロやレベルの高い選手は、居心地の悪い状態を”快適”と思わなければなりません。

どうすれば、そんなことができるのか?

それはトレーニング方法にあります。

選手が不快であるような状況に、コーチが追い込むのです。

初めのうち、選手は嫌がりますが、トレーニングを重ねるうち、高いパフォーマンスを発揮できるのです。

もう少し詳しく言うと、実際のスピードをあげた練習をし、意思決定までの時間を短くします。

選手は、瞬時に次の行動を決めなければなりません。あえて練習を、実際の試合より緊張を強いられるものにすると言うことです。

〜中略

何事も、本番で大きな力を発揮しようと思えば、普段から自分を追い込む訓練をすることが必要ではないでしょうか。
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言い訳が成功を阻んでいる

人間は言い訳を考える天才だと思います。

言い訳こそが、成功を阻んでいることに、人は気づくべきだと思います。

何かをよくしようと思えば、まず自分を客観的に見つめることが大事です。なぜなら、他人に指摘されるより、ずっと強い意志で取り組めるからです。
他人の欠点が見え、それを直してやりたいと思った時、人はどうしても高みから指摘し、命令口調で直すように言ってしまうものではないでしょうか。

しかしそれではあまり効果がないと、私は思います。

まず、その人に、自分を客観的に見つめる機会を与えるべきです。

多くの人は他人に言われなくても、自分の欠点をわかっています。
それを自ら口に出させるようにすればいいのです。

自ら口にすれば、それがきっかけになり、その人は変わっていきます。

上司やコーチの仕事は、決して口うるさく指摘したり、命令したりすることではないと私は思います。

大事なのは、部下や選手が、自ら自身を変える機会を与えてあげることではないでしょうか。

心配ほど無意味なものはない

心配ほど無意味なものはありません。心配が何かを変えることはないからです。

コントロールできることだけを考える。コントロールできないことは、放っておく。


最後に

2015年9月19日

『スポーツ史上最大の番狂わせ』と言われた

ワールドカップ南アフリカ戦の逆転勝利

あの試合の終盤 勝つことをあきらめたのは 

ヘッドコーチである エディーさんだったそうです

エディーさんは引き分けで十分だと考えていました

しかしフィールドに立っている選手たちは違った

引き分けではなく 勝利を!

選手たちはヘッドコーチの指示を無視し

自分たちの意思決定の中で動いたのです

そしてあの劇的なトライ 世界中に感動を与えてくれました

本書の最後にこう綴られていました

本当の成功は、部下がリーダーを超えて時に起こります。

選手は最後、私の指示を無視しました。

そして自主的に状況判断をし、勝利を得たのです。

自分で判断し 行動すること 

それに至るまでの 準備の大切さ マインド 

数多くのことを学べた一冊

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